2011/05/30

Go to AUS [2. Sponsorship と Nomination]

さて
受け入れ許可を得たところですが
正式な受け入れ許可が大学事務から届きます
しかもメールでPDFで
このあたりが現代的です

内容は
"あなたはこれこれこういうプロジェクト (これ私のために勝手に立ち上げた) に参画して頂きますので我が大学に客員研究員として招待します"
といった感じのもの

まずは先方の受け入れ許可としてこの公式文書が必要です

私が今回AUSへ入国する為に取得するビザは
419 (客員研究員) ビザです

これは一時居住ビザに分類され
一年以内ならAUSの出入国が自由にできます
ただし大学での講義などの業務やその他給与が発生する業務はできません
もし受け取ることができるとしたら渡航費や宿泊費の実費程度です
まぁ自分が勝手に行きたいだけなのでそんなの出してくれるわけもありませんが・・・・・

それでこのビザを取得するには
・先方の受け入れ証明書
・受け入れ機関の受け入れ資格取得 (Sponsorship) と受け入れ者の申請許可 (Nomination)
・ビザ申請書 (Application form)
・戸籍謄本 (英語)
・銀行残高証明書 (英語)
・所得証明書 (英語)
・犯罪歴証明書 (英語)
・ビザ期間の健康保険加入証明書
・健康診断書
・パスポート
が必要になります

"先方の受け入れ証明書"
これは上に述べた通り

"SponsorshipとNomination"
これは受け入れ先機関の事務 (International Center) がAUS移民局に申請書を書いて提出して許可を得ます
これに2ヶ月くらいかかりました
それぞれ取得したらメールでSponsorship No.とNomination No.を送ってもらいます
ここが一番時間がかかったかな
私はただ待っているだけですが・・・・・
当初は3月か4月からの渡航を希望していましたが
結果的には無理だったとは思いませんが相当せっぱつまったと思います
ちなみにこれに約500AUDくらいかかっていると思います
後で請求されるかな・・・・・

2011/05/24

Go to AUS [1. 受け入れ許可を得る ]

さてさてあと一週間でオーストラリアへ渡航することになりました

私は日本学術振興会特別研究員という身分で採用期間中にオーストラリアでの研修?を試みるわけですが
今後同じような身分となって海外渡航を夢見ているヒトの役に立てばと思います
もちろんそうでなくても長期海外渡航をこれから計画しているヒトにとっても何かの参考になればなと

さて私のビザはオーストラリア入国ビザのうち
一時居住ビザに分類され
さらにそのなかの 419 (Visiting Academic VISA) となります
オーストラリア大使館 (東京) のHPではここに書かれています
残念ながら日本語の説明はここまでで
ここから先は現地オーストラリア移民局のHPなので
具体的にこの VISA の詳細と取得までの道のりは英語を理解せねばなりません・・・・・
早速思ったより不親切

それでこの VISA を取得するにはまず最初にやることとして
現地の受け入れ先の承諾が必要となります
まぁこれはワーキングホリデーや語学留学や一般学生留学とは違うので当然と言えば当然ですし
私の現在の身分としてはどこか受け入れ先がないと研究活動も続けられない

ということで事前に一度 University of the SunShineCoast の Professor B 氏のところに出向いていったわけです
B 氏は日本での私の受け入れ先教員 O 氏の知り合いで以前にも O 研究室の学生が短期間 Uni. にお世話になった経緯もあり
研究分野がマッチしていたことと日本の大学とは違ったシステムで私の分野が動いている (ように見えた) ので大変興味を持っていたわけで
やはり取っ付きやすかったのです

他の諸先輩方の中には自分で受け入れ先を探して自分で交渉し渡航していった方々もおられますが
私のようにつながりの強いところへ渡航するのはストレスが少ないかな・・・・・
甘えていると言われればそれまでですが

そんなこんなで気前よく先方も受け入れ承諾を下さりました
もちろん自己紹介とおおよその研究内容に加えて渡航後のおおざっぱな研究計画を説明しました
それで後は VISA を取得しなくてはいけないから諸々は International center でということになり窓口へ
ここで自分の現在の身分と B 氏の承諾と VISA に関して説明してご協力頂いた
もちろん石橋を叩いてたたきまくる私は事前に VISA の種類と取得に必要な手続きを調べていたので結構話が早かった
がいずれにしろ詳しいことは一度 (International center の) ボス (W 氏としよう) から連絡があるのでそのあと必要なことを伝えてくれと言われ大学を退散
今後はメールで B 氏やでやり取りをすることとなりました

ひとまず受け入れ許可を口頭でも得ることができたので目的は達成
いよいよ後には引けない感じになってきました

2011/05/19

Go to AUS [4. 申請・取得]

全て書類をそろえた後
東京三田にあるオーストラリア大使館に行きます (遠方の人は郵送でできるようです)
一時居住ビザの審査期間は一般に2ヶ月とありましたので6月渡航にして良かったとおもいながら申請書を出しました
申請料は265AUD (当時の日本円で22000円だったような・・・・・) でこれをキャッシュで払います
申請窓口でも審査に2ヶ月かかると告げられました

警察長張りに大使館は緊張しますね
お堅い高貴な雰囲気が漂い過ぎで
まるで異国の地に踏み込むようなかんじでした
日本人職員さんはつんけんしてて
オーストラリア職員さんは優しかった・・・・・

で大使館からの帰宅途中
"Your Application was Approved"
ということでビザが発給されました
あまりにも早い出来事でこれは受付の完了通知かと思うくらいで何度か読み返しましたがどうやら本当にビザが発給されたようです
ただ発給証明書もなければパスポートになにか記載したりすることもないので不安だらけですが多分このまま入国審査でパスポート渡せば大丈夫・・・・・
念のため発給通知メールをプリントアウトして持っていくか・・・・・

というわけで"なんや4月からでも十分いけるやん"ってなくらいあっけなくビザが発給されたのでした

Go to AUS [3. 各種証明書]

受け入れ先期間の受け入れ公式文書とSponsorshipとNominationが取得できたら
プロジェクト名やそれぞれのNo.をApplicationFormに記入してビザ申請書を作成します

それで他の証明書類を準備します

"戸籍謄本"
これを本籍地から取得して英訳します
インターネット等で調べると自分で勝手に英訳しても良さそうだったのですが
後々めんどくさことにならないように一応お金払って (3000円強) プロ?と呼ばれるところにお願いしました
(本来ならAUSの場合はNAATI資格(オーストラリア国内の翻訳英訳者の国家資格)保有者の方に翻訳をお願いしなければならないらしい)
これは戸籍謄本の取り寄せ申請を出してから早ければ一週間でできます

"銀行残高証明書"
結果的には”とりあえず当面生活できるだけの貯金があります”という証明をするだけだったので申請日に近い日付であればいつでもよかったでしょうし額もどの程度必要だったのかわかりませんしどこにも明記されていません
参考までに先輩は100万円以上の貯金が必要だったらしくそれ以上の額を貯めて残高証明をもちろん英語で出してもらいました
銀行窓口に行けばなんと1日で証明書が発行されました

"所得証明書"
これは要するにビザ発給期間の給料はどこから支払われるのか?この人ちゃんとAUSでAUSのどこかからお金もらわなくてもやっていけるんだよね?ということを証明できればいいので現在の所属に給与が記載された身分証明をもちろん英語で出してもらいました
これは約1週間

"犯罪経歴証明書"
これはもちろん犯罪歴ありませんよってことがビザ発給の条件ですので必要です
住民票のある県の警察庁に出向いて鑑識課の犯罪経歴証明書受付で申請・発行してもらいます
この時にはある程度のビザ申請書とその他の書類 (パスポート) が必要になるのであらかじめ準備しておかなくてはいけません
そして申請書に記入すると全ての手の指の指紋をスキャナで読み込まれます
全然人もいなくて並ばなかったのですが
さすがにこの荘厳な雰囲気と内容に緊張しました
申請から発給まで約1週間
受け取った書類は厳封でした
どんな内容なのか楽しみにしてたのに・・・・・

"ビザ期間の健康保険加入証明書"
これは実はかなり面倒です
AUSでも国民健康保険なるものはあるのですが (メディケアという)
基本的に永住権保有者でない限りこのメディケアに加入できません
でこのメディケアに加入すると公立病院の通常範囲の医療が無料で受けられますが
通常範囲を超える治療は民間の保険でまかなっています (これは”無料”というところを除いて日本と同じか)
しかし私のような一時居住者はメディケアに加入できないので民間の保険でしかも公立病院などでの通常範囲の医療を無料で受けられてしかも通常範囲を超える治療や民間の病院での治療もしっかりまかなえるような保険に加入しなければいけません
それでこれはAUS政府によって保険の保証条件が厳密に決められていてそれを満たすような保険に加入しなければいけません
詳しくは オーストラリア大使館のHPから
それでどうやらこれを満たす日本の民間保険は無いようで (オーストラリア大使館に問い合わせたところ"おそらく見当たりません"と解答された) AUSの民間保険会社が私のような渡航者で保険加入でお困りの方を対象にビザ申請の為の保険プランを作って待ち構えて下さっているわけです
結局私はMedibankPrivateというAUSの民間保険会社で保険加入しました
1200AUS・・・・・
仕方ないとはいえ高い
ただこれはネットでカードで即刻加入できて
手続きが完了すると (時間はほとんどかからず即刻) AUS移民局の定める保証条件を満たしていますという証明書をPDFで発行してくれます
だからできるだけ安いのを目指してあちこち悪戦苦闘してみましたがものの数分で手続き完了してしまいました
世の中金か・・・・・

それであとはパスポートを持っていけば良いのです

”健康診断書”
これは大使館へのビザ申請時に審査段階で必要と思われた申請者に対して個別で病院指定で連絡があり健康診断を受けなければいけません
今回私は幸いにも健康診断書を提出する必要がなかったみたいでした

でいよいよ全てそろえてオーストラリア大使館へ行きます

2011/05/18

このたびついに

オーストラリアへ行くための物理的準備はもちろん
心の準備で立て込んでいる今日この頃ですが
先に改めて報告しておかなくてはいけませんね

私この度ついに結婚いたしました

入籍日は2011年2月10日
挙式日は2011年5月4日

不特定多数への公開になりますので実名は控えさせて頂きますが
お相手は大学の同級生です

オーストラリアへ単身で渡航すると言いつつ
これからは二人で人生を歩んでいきます

以上簡単ではございますが報告させて頂きます
今後とも御指導・御鞭撻の程よろしくお願い致します

2011/05/16

つながり


今週末は友人ずくし

大学時代の仲間と高校時代の仲間に囲まれて
楽しい時を過ごしました
自分の人望かそれとも幹事の圧力か
何人の友人が遠路はるばる来てくれたのだろうか・・・・・・
涙が出るくらいありがたい
それくらいの出来事なんだと改めて思い知る

何となくの節目節目をきっかけにしてみんなが集まれるのは
いいことかもしれない
そんなことでもない限り集まらなくなってきたし

しかしまぁ周りを見渡すと
一見だーれも変わってないように見えるけど
みんな人生の先輩ばかり
これからも沢山助けてもらうんだろうな

ただこういうことがあると
この自分を先待ち受けている事実に若干緊張しはじめる
おお,大丈夫なのだろうか,俺・・・・・