酸素が身体を動かす!!
Dr.Aquaは先日,日本体力医学会という学会で学会発表を行ってきました.
水中運動中の筋活動やエネルギ消費量に関する話題で,まだブログには載せられないものもいくつかありますが,その発表内容の中からお見せできるものを載せていきたいと思います.
まず,これまでのトピックの流れに沿って,水中運動中の運動強度はどのくらいか,ということに着目してみます.
今回はその"どのくらいか"を知るために必要な"エネルギ消費量"をどのようにして測定するかについてです.
エネルギ消費量とは,その名の通り,身体の中でどのくらいのエネルギを使ったかということですが,ヒトの身体は酸素無しに活動することができません.使って出てきた老廃物 (乳酸などの疲労物質) を除去し,身体を元に戻すために,かならず酸素を必要とします.ですので,吸った息 (空気) と吐いた息の中にある酸素の量を測定すると,単純に引き算することで身体の中で使った酸素の量を求めることができます.
それで,空気はおおよそ20.9%の酸素を含んでいますので,とりあえず測定しなければならないのは"吐いた息"です.
この"吐いた息"を分析することで,酸素摂取量を求めるのですね.そしてそこからちょっとした式を使ってエネルギ消費量を割り出します.
ま,今回は測定の話でした.
関連リンク
水中運動の強度をはかる方法 [8. 水中歩行時の自覚的運動強度]
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by Dr.Aqua (KK)
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