抵抗少ない泳ぎは日本のお家芸!!
9日,10日と,オーストラリアで日本代表との日本ユース代表が日豪対抗水泳大会を行っていました.
あまり日本のニュースでは取り上げられていませんでしたが,日本選手陣は驚異的なタイムをたたき出しています.
100m背泳ぎでは入江陵介選手が世界記録にあと0.02秒と迫り,そして得意の200m背泳ぎでは1分52秒86と,これまでの世界記録を1秒以上更新するという驚異的なタイムで泳ぎました.
また,100m平泳ぎで59秒48と好タイムだったのですが,得意の200m平泳ぎでは2分8秒25と,世界歴代2位の記録で泳ぎました.
ただ,両者ともまだまだ自分の泳ぎにはなっとくがいっていないらしく,今後もロンドンオリンピックに向けてさらに記録を更新してくれそうです.
さて,日本人選手が200m種目で特に好成績を収めているのは,おそらく抵抗の少ない泳ぎを実現できているからだと思われます.
依然として50m種目を中心とする短距離種目は世界から大きくおいていかれているのが現状で,おそらく体格と絶対筋力や発揮パワーに差があるからだと思われます.
日本人は比較的小さな身体ですが,非常に器用であるという武器を持っているようです.
ですので、抵抗の少ない泳ぎで,あまり力を使わない泳ぎをしていると,特に短距離よりも長距離に優れてくると思われます.
しかも,技術的要素が多く求められる平泳ぎ→背泳ぎの順で成績が良いように思います.
競泳のレースを見ていると,確かに日本人選手の泳ぎは「美しい」と表現できます.
とにかく力任せに水しぶきを沢山舞い上げてガンガン進んでいく諸外国の選手とは違います.
この日本人的な利点を多いに生かしているのが今日取り上げた2人だと考えられます.
関連リンク
日豪対抗水泳大会
by Dr.Aqua (KK)
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