2006/12/12

美しい国へ


迷いに迷って
結局買って
読みました.


戦後生まれ初の首相として
政治活動としてではなく
政治家として活動する一人の日本人として
日本はどうあるべきかを問うた本です.

はじめは
「政治」
という言葉だけでも手に取るのをためらった本ですが
読んでよかったと思う.

特に
第3章「ナショナリズムとは何か」
では非常に
「なるほど」
と感じた.

人が人たらしめるものとしての必要性と
他者とコミュニケーションを取る上で重要であるという点
さらには
ナショナリズムを持つことによって
強い絆が生まれる.

その上で
日本人には日本人にしか持ち得ない
「良いところ」
があり
それは逆に
アメリカ人にとっても同じなのである.

本の後半部分は
保険制度とか社会保障とか
ちょっとまだ難しいところが多く
理解しがたかったが.....

しかしながら
国家としての政治の重要性には気付かされた.

一言に
「政治」
というと
権力と人間関係で成り立つ
嫌らしい世界と言うイメージも若干あり
つまらないもの
というイメージさえ付きまとうが
その言葉からイメージされるのとは逆に
なんだか少しかっこいいものに見えてくる気がする.


もう一度読まなきゃだな.

読み終えたら忘れてしまうからな.

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