身体を支える
それでは水中歩行の見かけ上の"動き"を細かく見ていくことにしましょう.
まずは足関節はどうなっているのでしょうか?
足関節とは,足首のことです.
解剖学的にはもっと厳密に定義がありますが,まあ足首でなんら問題はありません.
で,下のグラフは陸上歩行と水中歩行で"普通"の速度 (あくまでも主観てきなもの) で歩いた時の足首の角度を示しています.
上段は踵が接地する時,下段はつま先が離れるときです.
しかも左側が陸上歩行,右側が水中歩行です.
さらに,このグラフでは棒が上にのびていればのびているほど,"足首が伸びている"ということになります.
ややこしくて,しかも見難くてすいません・・・・・
これを見てみると陸上歩行と比べると踵が接地するときには水中歩行は"やや"足首は曲がった状態であり,つま先が離れるときには水中歩行は"やや"足首は伸びた状態である,ということが伺えますね.
水の抵抗に対して推進力を発揮するために,足首を大きく使ってたくさんの出力を生み出していると考えられるかもしれません.
ただ,注意していただきたいのは,この差はほんの僅かであり,統計的には有意ではないということです.
つまり,陸上でも水中でも同じということです.
足関節 (足首) は,地面に接地する足部に一番近い重要な関節の一つで,
身体全体を支えています.
外見上の動きから見てみると,その機能は陸上歩行でも水中歩行でもかわらないということですね.
関連リンク
水中歩行の動きを観察する [1.筋活動と動きの分析]
水中運動での筋活動を知る [1. 筋肉と動き]
表面筋電位計測法
筋電計
by Dr.Aqua (KK)
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