2009/07/12

水中運動の強度をはかる方法 [8. 水中歩行時の自覚的運動強度]

心拍数とRPEの関係


前回紹介したのは水中トレッドミルで歩いた時の心拍数でした.

今回は,全く同じときに測定した自覚的運動強度 (RPE) を紹介します.

通常,RPEの値を10倍すると心拍数になると言われています.
むしろ,自覚的運動強度の測定は,そうなるように開発された指標だと言えます.

前回の心拍数の値と比べてみると,RPEに比べて心拍数は10-20拍くらい低いように見えます.ちょっと上記の理論とは違いますね.でも,今の水泳・水中運動の世界ではこれがおおよそのスタンダードのようです.
なぜなら,ヒトは水中に入ると心拍数が10拍程度低下すると言われているのです.

もともとRPEは水中用には造られていませんから,水中運動の特徴としてこのことはしっかりと頭に入れておく必要があるでしょう.
しかし,これまでの数多くの研究結果から,実は水中ではそうはならない,陸上と同じくらいだ,と言っている物もあり,何とも断定し難い状況です.ですので,何を基準に運動強度を決定するか,というのは,現場の指導者の知識のもと,それぞれにリスクの少ないように設定してく必要があるでしょう.

ちなみに私は,RPEを主にしています.
なぜなら,個人の主観は,運動者が自分自身の身体に対するその日の調子や気分を踏まえた上での正直な指標だからです.

参考まで.

関連リンク
水中運動の強度をはかる方法 [7. 水中歩行時の心拍数]
水中運動の強度をはかる方法 [6. 実際の心拍数]
水中運動の強度をはかる方法 [5. 実際の自覚的運動強度]
水中運動の強度をはかる方法 [4. ニコニコペース]
水中運動の強度をはかる方法 [3. 自覚的運動強度-自分で測る]
水中運動の強度をはかる方法 [2. 心拍数-自分で測る]
水中運動の強度をはかる方法 [1. 心拍数-装置を使う]

by Dr.Aqua (KK)

0 件のコメント: