人と人との出会いは
糸のようなものが
幾方にも伸び
離れたり
近づいたり
絡み合ったり
しかし
それぞれの糸は
それでもあらかじめ決められた方向に
向かい続ける
その
所々絡まったところで
人と人は出会う
一度絡んだものを
そのまま絡み続けるように
努力することで
絡み付く度合いが変化していく
その努力のタイミングによって
正にも負にも働く
さて
久々に書籍を紹介
「つっこみ力」
要するに
「データをそのまま信用するな」
ということです
しっかり世の中を見る目をもって
的確な判断を自分自身で下すこと
その重要性を説いてます
中身はある例題を出して
例えばこんな見方ができるんです
ね?データをそのまま信じちゃいけませんよ
てな具合です
とりあえず科学者の卵をやっている自分にとっては
多少
「イラッ」
とくる部分もありますが
内容はズバリ的中です
我々が出しているデータは
いくら客観的なデータでも
それなりに自分の都合のいいように
解釈しているもの
データは
自分が言いたいことを言うため
「だけ」
に用いるもの
そして
データは真であろうとなかろうと
とにかく人目を引くような見せかたをすることが重要
実際世の中のデータは
そういうふうに都合良く加工されている
データを信じすぎて
データを利用しすぎて
実践が伴わないことはよくある
データは生き物であるが
それは結局は
「ある程度」
偏ったものである
データの最終的な提示方法を考えるのは
「人」そのものである
故に
「人を救えるのは『人』だけである」
あと面白かったのは
保険のからくり
「日本の保証会社は
借りた側を守るものではなく
貸した側を守るものである」
日本の家屋は
住宅ローンを組む際に
生命保険への加入と
保証会社との契約を求められる
例えば失業なんかして
収入がなく
ローンが支払えない状態になると
保証会社が代わりに支払ってくれる
でもそれは
「代わりに」
であって
今度は保証会社に借金ができる
で
結局は生命保険が最終的なインセンティブとなる
だから
失業者の増加で
自殺者が増える
らしい
人生終了である
こういうことは欧米では起こらないらしく
それは
欧米での家屋の扱いは
「資産」
であるからで
基本的に
「家屋のみ
を担保に入れる
もしローンが払えなくなったら
担保である
「家屋」
を銀行等に差し出して
人生をリセットできるらしい
「家屋」
は
日本→商品
欧米→資産
であるので
「家屋の価値」
は
日本→がんがん低下
欧米→手入れ次第ではあがることもある
んだとさ
さらに欧米では
ローンを貸す側が家屋を査定するので
手抜き建築・欠陥建築をすると
家屋が売れない
逆に日本では
ローンを貸す側は家屋を査定せず
ローンを組む人の財産を査定する
なんたることか
欧米方式は
誰にとってもプラスではないか
データを扱う者にとって
ちょっとぐらい認識しとかないといけない
知見かもしれない
0 件のコメント:
コメントを投稿