2008/12/28

水中運動での筋活動を知る [11. 運動の方向]

浮力が強いか抵抗が強いか


ここまで水中前進歩行,後ろ歩行,スクワット,カーフレイズ,レッグランジ,片足振り子動作について筋活動のデータをもとに話をしてきました.

今回はここまでの話を「運動の方向」という観点から見てみましょう.

前進歩行と後ろ歩行では基本的に脚の各部の筋活動は陸上と比べると大きくなりました.
カーフレイズとスクワットでは主動筋の筋活動は陸上と比べると小さくなりました.
レッグランジや片足振り子動作についてもやはり主動筋の筋活動は陸上に比べると小さくなりました.


ということから,
水中ではとにかく水平方向の運動をすると筋に大きな負荷を与えることができ,
それ以外の運動では筋に優しい負荷を与えることができます.


言い換えると,
広く一般よりも大きな力を付けたいときや,これまでにも増して陸上での生活を充実させたい場合は
水中でどんどん動き回って下さい.
けがからの復帰,動作の再習得,固まった身体をほぐしたいときは
水中で無理をしないでそのばでじっくり運動しましょう.


水中運動は
幅が広い
ですね.

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by Dr.Aqua (KK)

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