2009/06/19
水中運動の強度をはかる方法 [6. 実際の心拍数]
今回は実際に水中運動教室をやった時の心拍数をちょっと紹介してみます.
上の図がその心拍数なんですが,NWEというのはとりあえず気にしないでください.水中運動群だと思って頂ければ.
それで,わかるヒトもいるかもしれませんが,この群,14人で,男性が2人,女性が12人の水中運動群です.
全員の平均年齢は62歳ですね.
さて,このヒト達に水中運動をやってもらい,その間の心拍数を記録しました.
この心拍数は,一応,実験ということなので心拍計を使いました.
それで,運動の内容はどんなだったかというと,
準備運動 → 陸上での体操 (10分間)
水中歩行 → 水中歩行を中心に歩きながら行う水中運動 (20分間)
2群で運動 → 今回の場合は,ここは水中歩行と同じようなコンセプトで運動してます (30分間)
休憩 → 水からあがって座って待ちます.トイレ行ったり (10分間)
レクリエーション → みんなで楽しく遊ぶ時間です (10分間)
リラクセーション → クーリングダウンと同じ考え方ですが,主にフローティングによるリラクセーションです.
というような構成になっています.
図を見ると,はじめから最後までだいたい80拍/分から85拍/分ですね.
ここで,考え方として3点,挙げておきます.
1. 水中では10拍程度心拍数が下がると言われている
2. 高齢者では特に心拍数が上がり難くなっている
3. みんなニコニコペースで運動している
です.
ちなみにこの時の自覚的運動強度は,前回紹介したうちのどこかに相当します (一度に14人分のデータを測定した訳ではないので).
つまり,自覚的運動強度が11前後 (やや楽である) のニコニコペースだということです.
まぁそれでも低いかな,と思う方もいらっしゃると思いますが,今回のこの水中運動教室での結果として,おおよその目安として参考にして頂ければと思います.
関連リンク
水中運動の強度をはかる方法 [5. 実際の自覚的運動強度]
水中運動の強度をはかる方法 [4. ニコニコペース]
水中運動の強度をはかる方法 [3. 自覚的運動強度-自分で測る]
水中運動の強度をはかる方法 [2. 心拍数-自分で測る]
水中運動の強度をはかる方法 [1. 心拍数-装置を使う]
by Dr.Aqua (KK)
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