2009/05/19

水中運動の強度をはかる方法 [1. 心拍数-装置を使う]




さて,今回からしばらく水中運動をしているときの運動強度について話をしていきましょう.

まずは運動強度の測定方法を紹介していきます.

今回紹介するのは"心拍数"という指標です.

この言葉そのものは既に皆さんにもおなじみの言葉ですね.

からだを動かすには水中であろうと陸上であろうと,必ず筋肉の収縮が必要です.
筋肉が収縮するためにはエネルギーが必要になるのですが,筋肉を収縮するために使われたエネルギーを再び使うことのできるエネルギーへと変換してくれるものが,酸素になります.この酸素を筋肉や身体全体へ運んでくれるのが血液で,血液を送り出すのは心臓であり,その拍動によって送り出す量が決まってくるわけです.

ですから,心拍数を測ることでどの程度強い運動をしたか,を知ることになるのです.

写真は心拍数を測定するときの様子です.胸のあたりに黒いベルトが巻いてあって,左腕に時計のようなものが装着されています.
この黒いベルトで心拍の鼓動を拾って,それを時計に伝えます.時計には5秒ごとに,1分間当たりに換算した心拍数が表示されるのです.これを水中運動中にずっとつけておけば,ほぼリアルタイムで心拍数の測定が可能です.しかも機械的に測定するので,人の手による間違いはありませんね.

ちなみに写真の顔についているものは呼吸のガスを測定しています.これで,どの程度酸素を消費したかを計算によって求めることができます.これを測定するとかなり大がかりで,費用もかさみます.
実験的にはこのように心拍数と酸素摂取量を同時に測定することが多いのですが,これは心拍数は酸素摂取量と比例関係にあるためです.つまり,運動中の心拍数が高くなれば酸素摂取量もその分大きくなるのです.酸素を運搬する血液を心臓が送り出してることを考えれば当然ですね.

ですので,実験的でない場合は,心拍数を測定するのが簡便で分かりやすいと言えます.

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