2009/04/20

日本選手権水泳競技大会2009-5 [最終日]




静岡県浜松市のToBiO(古橋廣之進記念浜松市総合水泳場)で行われている日本選手権水泳競技大会は本日最終日を迎えました.

最終日の今日は日本新2つが記録されました.
http://www.japan-swim.com/long2009/

本大会では男子200m背泳ぎが最も世界記録に迫った種目でした.世界記録との差は0.09秒.約15cmですね.
世界のトップ選手は,ほんのコンマ数秒の世界で争っています.距離にして10cmとか,20cmとか.
そしてもっともっと小さな距離の差のために毎日苦しい練習に耐え抜いています.
ほんのわずかな差であるのに,それにつぎ込むそれまでの苦悩が大きいがために,この小さな差による落胆と喜びの差も非常に大きいものになります.
競泳競技では時間は1/100秒単位で競われるため,この差が選手の天地を分けるのです.
その差を分ける瞬間が,写真のゴールタッチの瞬間であります.
逆に言うと,この写真の風景は選手がほんのわずかの差に挑むその直前の風景でもあります.
この場所がすべての始まりと終わりの場所なのです.
ここでたくさんのドラマが繰り広げられます.

長い長い一生のうちの,ほんの1/100秒にこだわって生きる選手達は非常に美しいものです.

関連リンク
日本選手権水泳競技大会2009-3 [三日目]
日本選手権水泳競技大会2009-3 [二日目]
日本選手権水泳競技大会2009-2 [初日]
日本選手権水泳競技大会2009-1[前日]
ToBIO「古橋廣之進記念浜松市総合水泳場」
日本水泳連盟
JAPAN SWIM 2009

by Dr.Aqua (KK)

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