2009/03/03

その日の前に



村上春樹以外の本に手をつけたのはいつぶりだろうか.

しかも短編小説.
といっても,それぞれの短編小説は微妙に繋がり合っている.

「死」

を通して.

この本には「死」と向かい合う人々,
「死」と向かい合わなくてはいけなくなった人々の物語が書かれている.

我々の生きる世界では「死」はいつでも隣り合わせである.
不意に,突然やってくる.
なんでもない日常の中に,スッと割り込んでくる.

これまで「死」について考えないようにしていた.
なぜなら,考えてもわからないから.

でも,
「死」について「考える」こと
「死」に向き合ってみること
そのこと自体が
その答えであるかもしれない.

これまでのいろいろな出来事を思い出しながら読んだ.
これまで出逢ったいろいろな人を思い出しながら読んだ.

もちろん涙もしたけど.

そして,この本を紹介してくれた最も愛すべき人に感謝

by modyawo(KK)

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