2006/09/27

靖国問題

体力医学会から帰ってきました.

今回はやっぱどう考えてもコンディションが悪かった・・・・・



さて,
「靖国問題」という本を読みました.

やっぱり毎年ニュースになる国際的問題の一つですし,
ちょっと気にはなってたんですね.
しかも靖国神社のことはよく知らない・・・・・


ノンフィクション作家の上坂冬子さんが掻かれた新書で
小泉首相(前かな?)をはじめとする日本の総理大臣の靖国参拝の賛否を問うかたちでの本でした.

といっても,上坂さんは本書の最後の方でさえフォローはしているものの,
全体を通して靖国参拝を擁護するかたちでした.

ただ,その中身は十分なほどに論理が通っていて
納得しました.

もともと自分自身も参拝には賛成でありますが.

論理的でありながら
文章にしてもかなり口調の強い言い方で
いわゆる中国や韓国等に対してコメントをしていました.

まあ,悪い言い方をすれば,その部分に限っては
かなり感情が入ってしまっている気もしましたが.


ただ,この本を読むと

靖国神社とは当時の日本人にとってどのような存在であったか」
「当時の日本を中心とする国際社会の状態はどのようなものであったか」
「なぜ戦争をしなくてはならなかったのか」
「中国や韓国のような諸外国がなぜ靖国問題に対して口出しする権利がないのか」
サンフランシスコ平和条約をはじめとする各種法律・条約の中身とその締結時期にかかわる日本や中国の独立との関係」
東京裁判で起きていた本当のこと」

が明らかになります.
というか,勉強できます.


もう日本には戦争を知らない人間がほとんどです.

その戦争を知らないひとが(もちろん中国の人もですが)
かつての戦争を持ち出して
いいだの悪いだの
ただの表向きだけで議論できるような
国際的問題ではない.

と,訴えてました.


それより靖国神社にもHPがあったんですね.
これもびっくり.

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